「それほど本格的なものはいらない」「とにかく低予算で」「電源を使いたくない」——そんな方には自走式タイプのルームランナーが向いています。ただし電動式と比べると譲れないデメリットもあります。
結論から言うと、価格・省スペース・電源不要を優先するなら自走式、しっかり走りたい・長時間使いたいなら電動式です。まずは下の比較表で、自分に合うタイプを確認してください。
自走式ルームランナーとは?

自分の足の力でベルトを回すタイプのルームランナーを「自走式」と呼びます。電動モーターを搭載していないのが最大の特徴で、ウォーキングマシンと呼ばれる製品もこのタイプが多くを占めます。
逆に「ランニングマシン」「トレッドミル」と呼ばれる製品は、ほとんどが電動式タイプを指しています。
結論|自走式と電動式、どっちがいい?【比較表】
価格・サイズ・重さを比べると、両者の違いがはっきり見えてきます。
| タイプ | 自走式 | 電動式 |
|---|---|---|
| 価格目安 | 1.2〜1.5万円前後 | 3万〜10万円 |
| 本体大きさ | 縦123cm×横47cm×高108cm前後 | 縦147cm×横55cm×高132cm前後 |
| 本体重さ | 14〜30kg程度 | 50kg前後〜 |
| ベルト幅 | 横35cm×縦110cm前後 | 横42cm×縦115cm前後 |
※価格・スペックは2026年時点の目安です。実際の価格・在庫は商品リンク先でご確認ください)。
あなたはどっち?30秒診断チャート
3つの質問に答えると、あなたに合うタイプが分かります。
自走式が向いている人

- とにかく安く始めたい
- 電源を使いたくない・置き場所を選びたくない
- リハビリ・軽い運動でOK
- 高齢の家族が無理なく使えるものを探している
電動式が向いている人
- 本格的にしっかり走りたい
- 長時間トレーニングしたい
- 一定ペースで追い込みたい
電動式も含めた全タイプの選び方はこちらの記事で解説しています。
自走式ルームランナーのデメリット|後悔しないために
自走式は価格・省スペース性が魅力ですが、購入後に「思っていたのと違う」となりやすいポイントが3つあります。
負荷が脚力まかせで、疲れると自然にペースが落ちる
電動式はモーターが一定のペースで回り続けますが、自走式は自分の脚でベルトを回す仕組みのため、疲れてくるとどうしてもペースが落ちます。「一定の負荷で追い込みたい」人には物足りなさが残ります。
耐久性は電動式ほど高くない
本体重量が軽く作りもシンプルな分、電動式と同じような耐久性は期待できません。長時間・高頻度で使うほど、パーツの摩耗は電動式より早く感じやすい傾向があります。
スピードが出せないため、有酸素効果は電動式よりおだやか
自分の脚力以上のスピードは出せないので、しっかり心拍数を上げたい「本格的なトレーニング」「長時間の有酸素運動」には不向きです。運動不足の解消・軽い運動用と割り切って使うのが向いています。
「音が静からしいから」というイメージで選ぶ方もいますが、これは半分正解・半分誤解です。詳しくは後述の「『音が静か』というのは間違い?」で解説します。
電動式が気になった方は電動式の種類・選び方や、イチオシの標準モデルもあわせてご覧ください。
自走式ルームランナー7つのメリット
デメリットも踏まえた上で、それでも自走式が選ばれる理由は次の7つです。
①値段が安くて手頃
自走式ルームランナーは1万円台で購入できます。電動式は3万円以上が相場で、私自身も5万円台のアルインコを使っていましたし、今はジムの準業務用マシンで走っています。そのくらいの価格帯を知っているからこそ、自走式の1万円台という手頃さは際立って感じます。
「まず試してみたい」レベルなら、ここまで安く始められるのは自走式ならではです。
②負荷が強くてしっかり運動できる
自分の足の力でベルトを回す必要があるので、負荷をしっかりとかけられます。傾斜も約8°ついたのが標準で、常に坂道を登り続けている効果が期待できます。
私は普段、電動式で傾斜5°をつけて有酸素運動をしていますが、傾斜のあるなしで汗のかき方や脂肪が燃えている感覚は明らかに違います。自走式の約8°という傾斜は、それよりもさらに負荷がかかる計算になるので、「歩くだけの軽い運動」と侮らない方がいいポイントです。
③自分のペースで走る事ができる
電動式タイプはモーターが回り続ける限り、良くも悪くも走らされます。自走式タイプは少しペースを落としたいなと思った時は、足の回転を弱めれば良いだけ。自分の意思で無理なくできるのが良いところです。
④コンパクトなので場所を取らない
およそ横幅50cm×奥行き100cm未満と省スペースで使えるのが最大のメリット。折り畳めば収納もコンパクトなので、場所を問わず利用ができます。
実際、私が自宅で使っていた電動式は、折り畳んでもかなりの威圧感があり、部屋のスペースを取っていると感じていました。それに比べると自走式はひとまわり小さく軽いので、置き場所に悩みやすい方ほどこのコンパクトさはメリットに感じられるはずです。最悪使わなくなった場合の処分も比較的簡単なので、気楽に始められます。
⑤電気代がかからない
モーター非搭載の為、電気代は不要です。付属のメーターも単三電池1〜2本なので省エネ。ただ電動式タイプも電気代は1時間10円程度なので、それほど電力を消費するものではありません。
⑥安全なので高齢の方でも安心
電動式タイプはベルトが一定で回転し続ける為、疲れが溜まってきた時に足がもつれそうになる事があります。転倒すれば大怪我になりかねません。実際に販売の現場でも、高齢のお客様から「電動式は怖い」という声をよく聞きます。
ベルトが自分の意思と関係なく回り続けることに不安を感じる方が多いようです。その点、自走式タイプで怪我をするケースは稀で、体力に自信の無い方も安心して運動を続けられます。
⑦軽いので組み立てや移動も楽
本体が10kg程度なので、1人でも問題なく組み立てや移動ができるのが魅力です。電動式タイプは数十kg近い重量なので、1人で組み立てや移動させるのは至難の業です。
実際、私が使っている電動式(準業務用)は一人で動かすのが危ないほど重量がありますが、自走式は「重いは重い」といっても人の手で十分動かせる範囲。この差は地味に見えて、実際に使い始めてから一番実感しやすいポイントかもしれません。
「音が静か」というのは間違い?
確かに自走式タイプはモーター音がしない分は静かです。しかし自走式でもドタバタと運動すれば音は発生します。
音の原因は足の着地音が一番で、自走式タイプは速い速度で走るものではないので、その点では音が出づらいのは間違いありません。「静かなはず」と過信せず、集合住宅であれば実測記事や防音マットの選び方も合わせてご確認ください。
自走式タイプを選ぶなら|現行5機種の比較
結論から言うと、自走式タイプは5種類ほどしか出回っておらず、スペック・価格も横並びです。一番安心できる有名メーカーのアルインコを選んでおくのが無難です。
| # | メーカー・モデル | 価格目安 | 傾斜 | 重量 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| ① | アルインコ EXW7019 | 1.5万円前後 | 8°固定 | 14kg | 定番モデル。継続採用の実績あり |
| ② | アルインコ EXW7025 | 1.7万円前後 | 3段階(6/6.5/8°) | 12.5kg | 後継の新モデル。最軽量 |
| ③ | BTM 自走式ルームランナー | 1.4万円前後 | 2段階(最大8.3°) | 14kg | サイト内btm-machine記事と同ブランド |
| ④ | Fkstyle ルームランナー | 1.1万円前後 | 固定 | 約10.6kg | 価格重視の方向け |
| ⑤ | IRONMAN CLUB(鉄人倶楽部) IMC-18S | 1万円前後 | 固定 | 約14kg | 最安価格帯。国内定番の格安フィットネスブランド |
※価格は2026年7月時点の目安です。実際の価格・在庫はリンク先の各ページでご確認ください。
① アルインコ EXW7019(定番モデル)
② アルインコ EXW7025(傾斜3段階・最新モデル)
③ BTM 自走式ルームランナー
④ Fkstyle ルームランナー(価格重視)
⑤ IRONMAN CLUB(鉄人倶楽部) IMC-18S(最安価格帯)
アルインコは口コミ評価も高く、特に人気モデルです。
よくある質問(FAQ)
よくあるご質問(FAQ)
【体験談】使って感じた本音
アルインコの製品を扱う販売者として、自走式・電動式どちらのお客様の声も多く聞いてきました。自走式を選ぶ方の多くは「まず気軽に始めたい」「電源やスペースの制約がある」という理由で、実際に使い始めてからは「思ったより負荷がしっかりある」という感想をよくいただきます。
逆に「もっとガンガン走りたくなった」という理由で電動式に買い替える方も一定数いらっしゃいます。
結局のところ、自走式か電動式かは優劣ではなく「今の自分の目的に合っているか」で選ぶのが失敗しないコツです。
まとめ|結局どっちを選ぶべきか
自走式ルームランナーは、価格・省スペース・電源不要を優先したい方、リハビリや軽い運動から始めたい方に向いています。一方で、しっかり走りたい・長時間使いたい方には電動式が向いています。
デメリットも含めて理解した上で選べば、後悔のない一台に出会えるはずです。
